ヒトの身体はホルモンの働きによって調整されています。女性の場合、特に成長は女性ホルモンと密接な関係があり、切り離して考えることはできません。

個人差はありますが、だいたい7、8歳くらいまではホルモン分泌の影響を受けにくく、男女で大きな性差は見られません。

思春期になると女性ホルモンの分泌も活発になり、女性らしい身体と心を作るようになります。

ホルモン分泌の移り変わりを知っておくことは、今後自分がどんな状態になっていくのかを知ることにつながります。ホルモン分泌の影響はどうしても避けられません。体調のコントロールをし、快適に暮らしていくための良いヒントになります。

 

一番はじめに、女性ホルモンの影響を感じるのは思春期ですね。身体が丸くなってきたり、月経がはじまったりします。この時期は子宮など、女性特有の内臓の働きも未熟なので、不規則で不安定な体調になりがちです。

頭痛やだるさ、イラつきなどの不調を感じることが多く、ゆううつな気分になることも。成長の早さも個人差が大きなものですから、それについて悩む人もいます。

ホルモン分泌がいつ安定するかは個人差があることなので、あまり思い悩む必要はありません。しかし注意しなくてはならないのは、この若い時期にしかホルモンの働きで成長しないことがあるという点です。

それは骨の成長です。

他のことは思春期から閉経までの間、成長の速度の変化はあっても続いていくものなのですが、骨の成長だけは、20代前半までです。

つまり、思春期から20代前半の短い間に、一生分の骨が作られるのです。ですから、この時期に無理なダイエットをしてしまうと、年配になってから骨がスカスカに、なんてことになりかねません。

成長に必要な栄養は、きちんと摂っておくことが重要です。

 

思春期が終わる19歳くらいから、40代半ばまでは成熟期と呼ばれ、女性ホルモンの分泌も安定する時期です。

身体の機能的に妊娠・出産に適した時期でもありますが、多様化した今の世の中では、必ずしもこの時期に結婚・出産するとも限りません。

しかし身体的には、この時期が一番適している、ということは覚えておいた方が良いでしょうね。

成熟期の後半になると、体力の衰えや老化を感じるようになります。女性特有の病気なども、この時期に見つかる人が多いもの。無理をせず、休息をとったり定期検診をうけたりして、自分の体調を把握しておくことが大事だと思います。

閉経をむかえる更年期は、第2の思春期というくらい身体的にも精神的にも不安定になりがちな時期です。

女性ホルモンが急激に減少し、色々な不調も起こりがち。自分の身体に何が起こっているのかを、まずは把握しておくことが大切ですね。

閉経後は高齢期となり、若いころからの過ごし方が大きく影響する時期になります。身体のケアは怠らず、無理をしないことが一番重要。

女性ホルモンの分泌がされなくなっても、女性は女性です。若々しさと元気を保っていくためには、考え方を前向きにすることが大切。生活習慣を正し、体のケアをつづけましょう。