女性らしさの源である女性ホルモンは、主にエストロゲンとプロゲステロンを指しています。

どちらかが欠けたり、増えすぎたりしてはダメで、両者の分泌バランスがとれているのが大切です。

このふたつのホルモンは、毎月の生理の始まり・終わりの時期に、それぞれ交互に入れ替わって分泌されています。

つまり、エストロゲン優位・プロゲステロン優位と時期の違いはあるにせよ、それぞれが減ったり増えたりしているわけです。

 

時期によって、どちらのホルモンが優位になっているかで、女性は身体に色々な影響が出ます。

生理の周期が順調で、安定していれば、安定してホルモンが分泌されるというわけです。

周期によって入れ替わるのは、身体も心もスッキリとした時期と、何をするにも気分が重いどんよりした時期。重さに個人差はあっても、誰でも心当たりがあるのではないでしょうか。

ホルモンバランスが安定していれば、周期も一定で安定した心持でいられるのですが、バランスが乱れるとリズムも狂い、憂鬱な時期ばかりが長引いてしまったり、生理不順が起きたりします。

 

生理と女性ホルモン分泌のリズムは、おおまかに言って4分割できます。

出血がある生理期、卵巣内で卵子が育つ卵胞期、育った卵子が子宮に送られてくる排卵期、生理前の黄体期です。

生理期はそのまま生理の期間中。妊娠のために準備されていた、子宮内膜が剥がれて体の外に排出されます。子宮内膜は胎児のベッドになるためのもので、妊娠しなかった場合は不要になるため、経血と一緒に排出されるのです。

卵胞期は生理が終わり、エストロゲンの分泌が増えます。この時、女性はスッキリした気持ちになり、何事にもやる気が出ます。肌や髪の調子もよく、代謝も上がりやすい時期です。この期間には、次の排卵に向けて卵子が育てられます。

排卵期は、成熟した卵子が卵巣から子宮に送られる時期です。この期間は全体から見ると短い期間で、3日間くらいであることが多いようです。

排卵が終わると、黄体期に入ります。卵巣から卵子が出て行くと、身体は妊娠に備えて子宮内膜を厚くして、赤ちゃんのために備えます。

そのため、身体の状態は妊娠中に似たものになります。気持ちも不安定になるため、イライラすることが多くなります。この時期は比較的長く、2週間ほど続きます。

黄体期にイライラするのは、プロゲステロンの分泌量が増えることで、精神状態が不安定になりやすいから。健康で普段からストレスとうまく付き合っている人は楽に済むのですが、普段から精神的に安定していない人には、特に辛い時期かもしれません。

あまりに状態が酷いと、月経前緊張症(PMS)として病院での治療が必要になることも。

 

感情を自分でコントロールできなくなってしまい、真剣に悩む人もいますが、精神的な病気なわけではないのです。必要以上に気にせず、

「ホルモン分泌のせいなんだから、自分のせいじゃない」

くらいに開き直った方が楽になれると思います。

更年期になっても、この周期が変わるわけではありません。基本的に同じように過ぎて行きます。ただ、若い時にはリズムよく分泌されていたものが、加齢によりバランスが崩れやすくなります。

そのため、本来ならエストロゲンが優位になるはずの時期に、うまく切り替わらなくなるんです。

ホルモン補充するのもひとつの方法ですが、生活リズムを整えると症状が改善することも多いです。

まずは正しいリズムで生活するよう心掛けてみましょう。