更年期の症状で、もっとも多くの人が感じるのが「ホットフラッシュ」。

それに伴う「多汗」と、「冷え」も感じる人が多いものですが、これらはワンセットになっていることも多いんだそうですね。

身体が暑く感じる症状と、冷たさを感じる症状がセットになっている、と聞くと、なんだか不思議な気がします。

どうしてそんなことになるんでしょう。

 

どちらも自律神経の乱れで起こる

のぼせ(ホットフラッシュ)は、実際に暑いわけでもないのに急に顔から上に血が上ったようになる症状。大量に汗をかくこともあります。

時間帯や場面に関係なく突然起こるのが特徴で、数十秒から数分続いて治まります。ほてった後には悪寒を感じたり、動悸がしたりします。

これらの症状は、女性ホルモンの減少により自律神経が乱れ、血管の収縮・拡張の調節をがうまくいかなくなるのが原因です。

更年期症状でない多汗は手足に汗をかくことが多いそうですが、更年期の多汗は特に上半身に汗をたくさんかきます。

人に見られると恥ずかしいと思うことがストレスになってしまって、余計に症状がひどくなることも。

多汗にかぎらず、更年期の症状には「あまり考え込まず、ゆったり構える」ことが大事です。

 

若いころから冷え性だった人は、いっそう注意して

冷えも自律神経の乱れにより、血液の循環が悪くなるのが原因です。一般的に、若い頃から冷え性に悩んでいた、という人ほど、更年期になると症状が強くなる傾向があるそうです。

下半身が冷えていると、それを解消しようとする体の反応により、結果上半身がのぼせる人も。下半身は冷え、上半身は大汗をかいている状態なんて、想像しただけで不快ですよね。

冷えがひどく腹巻きや温感タイツを履いているのに、顔は暑くて汗をかいているとか、寝汗をかくのに手足が冷たいとか、そういった症状であれば女性ホルモン不足を疑った方がよいでしょう。

 

対策としては、代謝量をあげること。毎日、適度な運動をして筋肉をつけ、基礎代謝をアップすることです。

突然暑く感じる「のぼせ」があるのに、運動するなんて・・・と思うかもしれませんが、実際に代謝がアップすると身体の調整機能が高まるため、楽になることが多いそうですよ。

病院でホルモン補充や漢方を始めたら、とたんに楽になったという人も少なくありません。

のぼせと冷えがセットになっているようなら、あちこちの診療科を渡り歩く前に、まず婦人科を受診してみると良いですね。