女性ホルモンは加齢と共に分泌が減り、体調不良が起きると言われています。

閉経前後の10年間を更年期と呼び、この時期に表れる独特の不定愁訴を更年期症状といいます。

更年期症状が重く、日常生活に影響が出るほど体調が悪くなることを、更年期障害といいます。

更年期イコール更年期障害、と勘違いしている人もいますが、「更年期」というのは、「思春期」などと同じく「時期」を表す言葉にすぎないのです。

さて、更年期には女性ホルモンの分泌が減るのですが、女性ホルモンが減ると、どうなるのでしょうか。

一番大きな影響は、自律神経の乱れです。

 

女性ホルモンを出しなさいという命令は、脳から発信されます。

しかし卵巣の働きが加齢により鈍ってくると、うまく分泌することができません。そうなると、脳にある視床下部という部分が、混乱します。

視床下部は自律神経もコントロールしている場所なので、視床下部の混乱により自律神経の働きも乱れるのです。

自律神経は、体温の調節や呼吸、睡眠サイクルなどをコントロールしています。

そのため、自律神経の乱れは、ほてりや発汗など体温調節のための機能が誤作動したり、動悸や耳鳴りが起きたりするのです。

やがて、視床下部の方が、卵巣の働きの鈍りに慣れて、症状が治まってきます。

それに、そもそも女性の半数近くの人は、それほど重い症状に悩まされずに済むんだそうですよ。

だから心配し過ぎる必要もないんですよね。女性ホルモンの分泌は、心理状態によっても乱れますから、「心配しすぎない」というのも大事なことだったりします。

 

女性ホルモンが減ると、それはもう様々な症状が出ますが、ほとんどは軽い症状で、対処療法でなんとかなります。

管理人は粘膜が弱いタイプで、一番強く感じるのは肌の乾燥ですね。

また、手首や足首など、細かい関節の痛みも感じます。

一般に、更年期に特に多くみられる症状には、

  • 生理不順
  • 肌や髪にハリがなくなり、乾燥する
  • やる気が出ず、ダラダラしてしまう
  • イライラする
  • のぼせる・発汗が止らなくなる

があります。

このほかにも、200種類以上の症状があると言われていて、ホルモンバランスとは関係ないと思っていた症状が、更年期によるものだったということもあるようです。

40代になって、それまでとは体質が変わった?と思うようなことがあれば、それは更年期の症状なのかも知れません。

自分の判断で見当違いの治療薬を利用すると、他の不調が出る原因になってしまうかも。

女性ホルモンが減っていないかどうかは、婦人科で血液検査をしてもらうと分かります。

更年期を迎えたら、自分の状態を把握するためにも、婦人科を受診しておくのが大事だと思います。